国際理解プログラム

オーストラリア語学研修

引率教員より

 オーストラリア語学研修(隔年実施)が2018年8月18日~25日の日程で行われ、参加希望者10名がケアンズ市にてホームステイを体験した。

 夕刻に成田空港第3ターミナルに集合し、家族に見送られ、ジェットスター航空にて夜行便で一路ケアンズへ。7時間半のフライトを経て、早朝の現地時刻5時到着。有明の月が見えるケアンズの空を眺めると、ヤシの木の黒いシルエットと冷涼な空気が、異国情緒を醸し出す。

 その後、語学学校で、ホストファミリーと対面。「オーストラリア時間」とも言うべき、大まかなスケジュール。ホストファミリーは、それぞれの都合に合わせて、唐突なタイミングで、各々登場。不意打ちのように名前を呼ばれるので、待ちに待った感動的な初対面を妄想しつつも、ぎこちない笑顔と、「Nice to meet you.」と言うのがやっと。カチコチに固まって連れてゆかれる背中には、不安という文字が浮き出ているかのよう。オーストラリア滞在初日は、買い物・ビーチ散策・BBQパーティー・教会に行くなど、それぞれの休日をホストファミリーと過ごした。

 次の日からは、語学学校で午前中は教室にて、午後はアクティビティを交えての英会話レッスン。Kim先生とPaul先生による英語漬けの授業。戸惑うよりも、新鮮さと楽しさで、いつの間にか夢中になって、五感が研ぎ澄まされてゆく。3日目を過ぎる頃には、英語に耳が慣れてきた。

 最終日は、ホストファミリーに送られて、空港へ。思い返すのは、不安だった初日。ホームシックで泣いていたら慰めてくれた。食が進まなかったら、米を炊いてくれた。楽しませようと、友人をたくさん集めてホームパーティー開いてくれた。テレビで流れるオーストラリアのニュースを、一生懸命説明してくれた。別れ際に、メッセージを添えたプレゼントと優しいhugをくれた。その真心、忘れない。オーストラリアの最大の魅力は、雄大な自然に育まれたおおらかな人々の飛び切りの明るさと柔軟さ。それに勝るものは、きっとないだろう。

 Take my word for it!

オーストラリア語学研修
オーストラリア語学研修
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ブリティッシュヒルズでの語学研修

引率教員より

 語学研修が2024年8月30日~9月1日の日程で行われ、参加希望者3名が、福島県天栄村のブリティッシュヒルズに2泊3日滞在した。

 朝7時に佐原駅に集合。成田駅からの生徒とも合流し、東京へ。東京駅は近づく台風の影響で、さらに混雑をしていた。東海道新幹線は運休であったが、私たちは東北新幹線だったので運行状況に影響がなくホッとした。指定席の車両は席にゆとりがあり、車内は静かであった。東京から新白河駅まで約1時間半。曇天の見る暇見る暇なく、生徒とトランプに興じているとあっと言う間に目的地に。「駅のお土産屋さんには帰りに寄りましょう。」と伝えながら、シャトルバス乗り場に急ぐ。ブリティッシュヒルズのシャトルバスを見つけた時は本当に安堵した。今回が初めての企画なので、内心はかなり心配だった。バスのヘアピンカーブに揺られること約40分。突如森の中に中世英国の町が現れた。

 ブリティッシュヒルズに到着すると、スタッフの方がさっそく英語で明るく話しかけてくださった。緊張よりもその温かなアテンドに心がほぐれ、さながら英国テーマパークに来たようで、心躍る心地になる。オリエンテーションを経て、マナーハウスの見学。マナーハウスは荘園領主の館を再現しており、建物資材、インテリアは英国から取り寄せたとのこと。細部に至るまで時代考証に基づき本物にこだわった創設者の熱い思いが伝わってくる。そのため、ミュージックビデオやドラマなどでの撮影に利用されているのだとか。ショップでのお買い物もポンド表示。英国ゆかりの商品であふれ、ブリティッシュヒルズのオリジナルグッズも魅力的なものばかりで見ているだけで気分が盛り上がる。

 海抜1,000メートルの森の中にブリティッシュヒルズは、夏は涼しく、冬は白銀の世界。朝・晩に出る霧が英国の雰囲気を醸し出している。羽鳥胡高原の気候は、スコットランドのハイランド地方に近い風土であると、ブリティッシュヒルズの紹介パンフレットに書かれている。それは滞在してみて、すぐに納得だった。自然豊かで、自然道も散策できる。元気な生徒から誘われ、朝の散歩へ。熊にばったり出会うことを避けるため、クマベルをフロントから借りて、朝食後も霧の立ちこめる自然道を歩いた。羽鳥胡が見渡せる予定の展望台は、朝霧で見えなかったが、森林浴の心地よさは、一日の始まりに最高だった。

 英会話レッスンは、先生方がフレンドリーでアクティビティもあり、楽しく夢中になるしかけがたくさん。スコーン作りや英国式カリグラフィーを体験したり、映画を見ながら、セリフの吹き替え、カジュアルな会話に挑戦したり。クイズ形式で楽しみながら世界のマナーを学んだり、英国の文化、地理を勉強する時間もあったりと、自然と英国文化や海外に親しむプログラムが満載。最終日のラストレッスンでは、Victoria先生が一人一人に修了証を渡してくださり、感動的な時間を演出してくださった。先生方の明るさと温かさ、そしてスタッフの皆様が献身的で、ブリティッシュヒルズ愛にあふれていることが、リピーター率の高さにつながっているのだと実感。パブでFish&Chipsを楽しんだりTea roomで紅茶とビスケットを楽しんだりしたひとときは格別。日常の喧噪から離れて、また英国の空気を吸いたくなったら、すぐに手が届く場所。ブリティッシュヒルズの魅力は果てしがない!

 British Hills is it!

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